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Western Astrology
西洋占星術は、古代メソポタミアに源を発し、ヘレニズムの世界で体系として大成された、西洋でもっとも長い歴史を持つ占いです。 二世紀のアレクサンドリアで活躍したプトレマイオスが著した『テトラビブロス(四つの書)』は、いまなお現代占星術の土台とされ続けています。
読み解くのは、生まれたその瞬間の天空を一枚の図に写し取ったホロスコープ、すなわち出生図です。 どの星座にどの天体が在り、たがいにどんな角度を結んでいたか。そこから、その人の性質と人生の流れを描き出します。
同じ「占星術」でも、インド占星術が実際の星の位置を基準とするサイデリアル方式を採るのに対し、 西洋占星術は春分点を起点とする回帰黄道、すなわちトロピカル方式を用います。 座標の取り方からして異なる、似て非なる二つの体系なのです。
ホロスコープを読むうえで欠かせないのが、天体・サイン・ハウス・アスペクトの四つです。 この四つが組み合わさって、一人ひとり異なる空模様が立ち上がります。
太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星。心のなかで働く、十人の役者にあたります。
牡羊から魚までの十二星座。天体がどんな色合いで現れるかを示し、火・地・風・水の四エレメントと、活動・不動・柔軟の三区分に分かれます。
東の地平線に昇るアセンダントを起点に、空を十二に分けた人生の舞台。天体がどの分野で力を発揮するかを表します。
天体どうしが結ぶ角度。0度・60度・90度・120度・180度などの関係が、才能の調和と、内に抱える葛藤を映し出します。
出生図そのものは、一生を通じて変わりません。けれども空は、いまもめぐり続けています。 現在の天体が出生図のどこに触れているかを見るトランジットによって、その時々に巡ってくるテーマや転機を読み解きます。
さらに、出生後の日々を年月に見立てて図を進める二次進行(プログレッション)などの技法を重ねることで、 内面がどのように成熟し、人生のどこに節目が訪れるのかを、時間の流れに沿って描き出していきます。
上なるがごとく、下もまたしかり。
天の動きは、地に映る。
東洋の命理が運命の骨格や時の巡りを緻密に描くのに対し、西洋占星術は、心の動きや内面のテーマを描き出すことに長けています。 言いかえれば、東洋占術が「何が起こるか」を、西洋占星術が「それを内側でどう生きるか」を照らしてくれるのです。
四柱推命や紫微斗数で運勢の流れを押さえたうえに、西洋占星術で心の地図を重ねる。 外側の運命と内側の心、その両面から見つめることで、ご自身の選択がより納得のいくものになります。